マリアージュとは、フランス語で「結婚」のこと。
ワイン用語として知られていますが、この場合は飲み物と食べ物との相性のことをいいます。
フードペアリングといわれることもあります。
お茶は、お料理とやお菓子ともに楽しむ飲み物です。
結婚と同じように、お料理やお菓子の個性や特長に合わせて相性の良いお茶を選べば、お互いの良さを引き立て合い、さらに幸せなティータイムが過ごせます。
お茶は主役ではなく、あくまでお料理やお菓子が主役であり、それをいかにおいしく演出するかがお茶の役割です。
お料理やお菓子を最高においしく感じさせるお茶を選んでみませんか?
もちろん、お茶をワインに置き換えても、同じことがいえます。
だから “二十四節気” は “お茶とワインの店” なのです。
二月最初の午の日は初午。
この日は京都の伏見稲荷大社をはじめ、全国の稲荷社で祭りの行事があり、初午詣で賑わいます。
「おいなりさん」とも呼ばれる稲荷寿司は、稲荷の神使である狐の好物の油揚げの炊いたのにゴマ入りの酢飯をつめたお寿司です。
関西では三角形ですが、関東では俵型ということで長四角に作るようです。
おいなりさんには、TEA HOUSE MUSICA のストレートティー向きブレンド「芦屋プラウド」を淹れてみました。
「芦屋プラウド」はウバとヌワラエリアのシーズンの紅茶だけのブレンドです。
ポットで2杯分入れて飲むと、1杯目はヌワラエリアの良さが出てストレートで。
2杯目は、ウバのコクと渋みが出てミルクティーで楽しめるブレンドです。
おいなりさんに嫁ぐと…
1杯目は、ヌワラエリアのすっきりとした軽やかな口当たり。
2杯目は、ウバのしっかりとした味と渋みがおいなりさんの甘辛い味によく合います。
ちなみにミルクは入れてません。
初午の日の贅沢マリアージュ。
いかがでしょうか?
寒い冬の夜には、からだを温めてくれる生姜をたっぷり使っ
マリアージュのお茶は「つばき姫」を選びました。さらにワイナ
生姜は消化器系を温めて胃の調子を整え、新陳代謝を高め
「つばき姫」の原料であるアフリカつばき茶も、新陳代謝
さらに、赤ワインの130倍のポリフェノールを含んでい
ジンジャーケーキに嫁ぐと…
1杯目は、まだやさしい香りと味わいの紅茶が、ジンジャーケーキの刺激を心地良く引き立てます。
2杯目は、しっかりとしたコクとタンニンが、ケーキの油分をさらりと流して次の一口のおいしさへと導いてくれます。
寒い夜においしいジンジャー三昧。
いかがでしょうか?
オートミールがザクザク、ナッツがゴロゴロ、ドライフルーツがギッシリ、スパイスがほんのり香る焼菓子。
一切れでけっこうお腹いっぱいになるおやつです。
さて、オートケーキのマリアージュは何にしましょうか?
フルーティーな辛口白ワイン!
樽由来のナッツ香を感じるシャルドネなんて最高です。
では、お茶はというと?
こちらもナッツやオートミールの自然な甘さに合わせて、アッサムのミルクティーを。
麦芽のような甘い香りのあるアッサムは、黒みがかった濃い赤色の水色で、しっかりとしたボディと渋みのある紅茶です。
この濃厚さがミルクティーにはぴったりで、きれいなキャラメルブラウンの紅茶になります。
オートケーキに嫁ぐと…
1杯目は、あざやかな紅色の水色が美しく、軽めの味わいはストレートでも楽しめます。
2杯目は、ミルクを注いだカップに濃厚な紅茶を加えたミルクティーが、ナッツやフルーツのどっしりした味わいを軽やかにしてくれます。
甘みは蜂蜜もおすすめです。
あなたのお好みはいかがですか?
十月。
暑くも寒くもないカラリとした青空が広がる
一年でもっとも過しやすい時季ですね。
フルーツたっぷりの華やかなスイーツは最高ですが、反対に、秋になるとなぜか妙に枯れたものが欲しくなることがあります。
色付き始めた木や焚き火を思わせる香ばしい
釜炒りの日干し番茶をたっぷり淹れて楽しむ
「お茶の時間」は、「ティータイム」よりも
のんびりした時間が流れるような気がします。
日の当たる窓辺でいただく番茶には岩手名産の南部煎餅・厚焼・ピーナツ入り。
たまにはこんなお茶の時間も楽しいです。